
バイク用インカムは、ライダー同士や同乗者とのコミュニケーションをサポートするためのデバイスです。これがあれば、ツーリング中でも仲間との会話がスムーズになり、バイクに乗る楽しさがより一層増します。Bluetoothを利用してスマートフォンや他のインカムと接続でき、音声通話だけでなく、音楽再生やナビゲーション音声の共有も可能です。これにより、ハンズフリーでの安全な操作ができるため、走行中のストレスが軽減されます。
バイク用インカムには多くの種類がありますが、基本的にはヘルメットに取り付けて使用することが一般的です。通信範囲や接続可能な台数、音質などが製品によって異なるため、自分の目的に合ったものを選ぶことが重要です。
知っておくべきインカムの種類と機能
市場に出回っているバイク用インカムには、一方向通話型と双方向通話型の2種類があります。一方向通話型は、基本的に一方的に話しかけることしかできないため、通話が必要ないソロライダー向けです。
双方向通話型は複数のライダーとの同時会話が可能で、グループツーリングには便利です。これにより、仲間との連絡が簡単に取れるだけでなく、危険な状況に対する警告を瞬時に共有することができます。
気をつけるべき点として、インカムの接続方式と機能性があります。
Bluetooth接続が主流ですが、最新モデルの中にはメッシュネットワークを利用するものがあります。Bluetooth接続では、距離が離れると接続が切れやすいことがありますが、メッシュネットワークは自動的に他のデバイスを経由して接続を保つため、長距離ツーリングにも適しています。
価格と機能のバランスを考える
バイク用インカムは価格帯も広く、数千円から数万円するものまで様々です。初めて利用する場合、まず自分がどのような機能を必要としているかを明確にしましょう。
ツーリング仲間との通話がメインであれば、シンプルな双方向通話型のインカムで十分です。音楽を聴いたり、ナビゲーションの音声を聞いたりしたい場合には、音質の良いモデルを選ぶと良いでしょう。
価格が高いインカムは、ノイズキャンセリング機能が優れていることが多く、風切り音や周囲の雑音を軽減してくれます。高速道路を走行する際に役立ちます。
バッテリーの持続時間も重要なポイントです。長距離のツーリングではバッテリー切れが起きると不便ですので、最低でも8時間以上の連続使用が可能なものを選ぶことをおすすめします。
おすすめのインカムモデル紹介
使いやすいバイク用インカムの特徴は、操作がシンプルで取り付けが容易であることです。「Sena 3S」や「Cardo Freecom 1+」は、評価が高いモデルです。これらはシンプルなボタン操作で、直感的に使えるため初めての方でも安心して使うことができます。
また、これらのモデルはBluetooth接続で、スマートフォンとの連携もスムーズ。価格も比較的手頃で、必要最低限の機能を備えているため、インカムデビューにぴったりです。さらに、取り付けが簡単で、ヘルメットの内側にスピーカーとマイクをセットするだけなので、複雑な作業はいりません。
インカムを使うことで得られるメリットと注意点
インカムを使うことで得られるメリットは、ツーリング中のコミュニケーションが格段に向上することです。仲間との会話が途切れず、走行中の安全確認や進行方向の確認が瞬時に行えるため、安全性も向上します。また、音楽やナビゲーション音声を共有することで、長時間の走行でもリラックスして楽しむことができます。
しかし、インカムを使う際には注意も必要です。会話に夢中になってしまうと、前方の道路状況に対する注意が散漫になることがあります。そのため、インカムの使用は必要なときに限定し、走行中の集中力を保つことが大切です。
インカムの音量も周囲の音が聞こえる程度に調整することが推奨されます。音量が大きすぎると、車のクラクションや緊急車両の音に気付けない可能性があるため、常に安全を最優先に考えましょう。
バイク用インカムは、適切に選び、正しく使用することで、ツーリングの楽しさと安全性を向上させる強力なツールです。初心者の方でも安心して使えるモデルが多くありますので、自分に合ったインカムを見つけて、快適なライディングライフを楽しんでください。