バイクに乗っていると、特に初心者のうちは「今何速に入っているんだろう?」とギアの状況を確認したくなることがあります。このときに役立つのが「シフトインジケーター」です。シフトインジケーターとは、現在のギアの段数を視覚的に教えてくれる便利な装置です。
シフトインジケーターとは?
シフトインジケーターは、バイクのメーターやハンドル付近に設置され、現在のギアが何速に入っているかを数字で表示する機器です。多くのバイクにはもともと付いていないため、後付けでインストールするケースも少なくありません。この装置があることで、運転中に無駄なギアチェンジを避けたり、適切なギア選択を行いやすくなるなどのメリットがあります。
シフトインジケーターのメリット
シフトインジケーターのメリットは「運転の安定性を向上させること」です。ギアポジションを視覚的に把握することで、余計なギアチェンジを防ぎ、エンジンを最適な回転数で維持できます。初心者のライダーにとって、ギア選択が適切に行えるかどうかは運転の楽しさや安全性に関係します。
また、シフトインジケーターは燃費の向上にも貢献。適切なギアを選択することで、エンジンの負荷を減らし、効率的な走行が可能になるためです。
シフトインジケーターを後付けする場合
バイクにシフトインジケーターが付いていない場合でも、後付けのシフトインジケーターを取り付け可能です。後付け用のインジケーターは多くのメーカーから販売されており、自分で取り付けることもできますが、配線作業などを伴うため、不安がある場合はプロに任せることをおすすめします。
後付けのシフトインジケーターを選ぶ際には、バイクの種類や用途に応じて適した製品を選ぶことが重要です。製品ごとに表示の反応速度や視認性が異なるため、自分のライディングスタイルに合ったものを選ぶことで、より快適なバイクライフを楽しむことができます。
主要メーカーのシフトインジケーター製品比較
主要メーカーから販売されているシフトインジケーターの製品を比較していきます。
プロテック (Protec) のシフトインジケーター
プロテックはシフトインジケーターの分野で人気のあるメーカーです。製品は「正確さ」と「取り付けの簡単さ」で定評があります。日本国内での利用を想定して設計されており、多くの国産バイクとの相性が抜群です。
プロテックのインジケーターは、取り付けが簡単である点が特に評価されています。バイクに接続するだけで自動的に設定を完了できるモデルもあり、配線や設定に関して難しい作業をしたくないライダーにぴったりです。
表示部分はLEDディスプレイが採用されており、昼間でも視認性が高く、夜間走行時にも明るく見やすいのが特徴です。
デイトナ (Daytona) のシフトインジケーター
デイトナはバイクアクセサリー全般で人気のあるブランドです。デイトナの製品は「コストパフォーマンス」に優れていることが特徴で、リーズナブルな価格で質の高い製品を手に入れることができます。
デイトナのシフトインジケーターは、視認性に優れた大きめのディスプレイを持ち、直感的にギア位置を確認できます。コストを抑えつつも基本的な機能をしっかりと持つため、初めてシフトインジケーターを導入するライダーにも最適です。多くのバイクモデルに対応しているため、取り付けの汎用性が高いのもデイトナの強みと言えます。
アクティブ (Active) のシフトインジケーター
アクティブのシフトインジケーターは「カスタマイズ性」と「高機能性」が特徴です。多くのバイク用アクセサリーを手掛けるアクティブは、ユーザーのニーズに細かく応える製品作りを心掛けています。
アクティブのシフトインジケーターは、細かい設定が可能で、自分のバイクやライディングスタイルに合わせて調整できます。
スポーツバイクでサーキット走行を楽しむようなライダーにとって、この自由度の高さは大きな魅力です。
それぞれの製品の選び方
プロテック、デイトナ、アクティブのシフトインジケーターは、それぞれ異なる特徴を持っています。初心者や手軽にシフトインジケーターを追加したいライダーには、取り付けが簡単で信頼性の高いプロテックがおすすめです。コストを抑えつつ基本機能をしっかり備えたデイトナは、初めてシフトインジケーターを導入する方や、普段使いのバイクに最適です。
一方、よりカスタマイズにこだわりたい、サーキット走行を楽しむライダーには、アクティブのシフトインジケーターがぴったりです。それぞれの製品には得意な分野があり、自分のライディングスタイルやバイクの用途に合ったものを選ぶことが大切です。