バイクを売却したいと考えたとき、何から始めればいいのでしょうか。初めてバイクの買取を依頼する方にとって、どのような手続きが必要で、どの書類を準備すればいいのか分からないことも多いはずです。本記事では、バイク買取の基本的な流れと必要書類を解説します。
バイク買取サービスの基本的な流れ
バイクの買取は、以下の手順で進められます。この流れを押さえておくことで、手続きの過程で戸惑うことなく進められるようになります。
Step1: 査定の依頼方法
まず最初に行うのが、バイクの査定依頼です。バイク買取を行っている業者を選び、査定を申し込みます。査定には大きく分けて「オンライン査定」「電話査定」「店頭査定」「出張査定」の4つの方法があります。オンライン査定や電話査定は、バイクの基本的な情報(車種、年式、走行距離など)を伝えるだけで概算の査定額が分かるため、手軽に利用できるのが特徴です。その後、実際に現物を見てもらうために出張査定や店頭査定に進むことになります。
Step2: 無料出張査定とそのポイント
多くのバイク買取業者は「無料出張査定」を行っています。これは、査定士が自宅や指定の場所に訪問し、バイクの状態をチェックしてくれるサービスです。出張査定の際には、バイクの傷や錆の有無、エンジンの調子などが細かく確認されます。査定士に良い印象を与えるためにも、事前に簡単な洗車やメンテナンスを行っておくと良いでしょう。少し手入れするだけで査定額が上がることもあります。
Step3: 査定金額の提示と交渉のコツ
査定が完了すると、査定士から査定金額が提示されます。この際、「即決するならこの金額」といった形で交渉の余地があることも多いです。少しでも高く売りたい場合は、複数の業者に査定を依頼し、比較するのがポイントです。「他社ではもっと高かった」と伝えることで、査定額が上がる可能性もあります。丁寧に手入れをしていることや付属品が揃っていることも査定額にプラスの影響を与えますよ。
Step4: 売却契約の締結と注意点
査定金額に納得したら、契約の締結に進みます。契約書には、売却に関する重要な内容が記載されているため、細部までしっかり確認しましょう。「振込の時期」や「キャンセルに関する規約」については、後でトラブルになりやすい部分ですので、念入りにチェックしておきたいところです。
買取に必要な書類一覧
バイクを売却する際には、バイクの排気量によって、いくつかの書類が必要です。書類を事前に準備しておけば、手続きもスムーズに進められます。
125cc以下の場合
125cc以下のバイクを売却する際には、「軽自動車届出済証」または「標識交付証明書」が必要です。また、本人確認のための身分証明書(運転免許証など)も用意しておきましょう。
126cc以上の場合
126cc以上のバイクを売却する場合には、「車検証」と「自賠責保険証明書」が必要になります。
印鑑(認印でも可能ですが、業者によっては実印を求められることもあります)と、印鑑登録証明書が必要になることがあります。
スムーズに手続きを進めるためのコツ
バイクの買取手続きをスムーズに進めるためには、いくつかのコツがあります。事前の準備と注意を怠らないことで、余計な手間やトラブルを防ぐことができます。
事前に準備しておくべきこと
書類の準備以外にも、バイクのスペアキーや購入時の取扱説明書、整備記録簿などを用意しておくと、査定額がアップすることがあります。これらの付属品が揃っていることは、査定士にとって「大切に扱われてきたバイク」と判断する基準となるためです。
トラブルを回避するための確認事項
契約を結ぶ前に、必ず査定士とのやり取りを記録し、重要な点をメモしておくことをお勧めします。査定額や支払い方法、引き渡し日などについての確認は、後のトラブルを避けるために重要です。
失敗しないバイク買取のポイント
バイクの買取は、手続きの流れや必要な書類をしっかり理解しておくことで、スムーズに進められます。査定前の簡単な手入れや書類の事前準備は、高額査定に繋がる可能性が大いにあります。初めてのバイク売却でも安心して進められるように、このガイドを参考にして、準備を整えてくださいね。